経路制御表の集約
ネットワークアドレスのビットのパターンを考えて階層的に配置すると、内部的には複数のサブネットワークから構成されていたとしても、外部には代表する1つのネットワークアドレスで経路制御することが出来ます。このように、上手にネットワークを構築して経路制御情報を集約することで、経路制御表を小さくすることが出来ます。
例えば上の図では、集約する前は6個の経路制御情報が必要でしたが、集約後は2つに減っています。
経路制御表を小さく出来るのは大きな利点です。経路制御表が大きくなると、経路制御表の管理に多くのメモリ空間やCPUパワーが必要になり、さらに検索に時間がかかるようになり、IPパケットの転送能力が低下してしまいます。大規模で高性能なネットワークを構築する場合には、経路制御表をいかにして小さく保つかが課題の1つになります。
さらに経路の集約には、自分が知っている経路情報を周囲のルーターに伝える際に、その情報を少なく抑えるという重要な意味があります。
はい!!経路制御だの経路情報だのは一段落!!
危うくゲシュタルト崩壊するとこだったわ。